PIRASTRO CHORDA
バイオリン弦 コルダ E・A・D・G線セット
バロック・ヴァイオリンのために設計された、Pirastro Chorda(コルダ)バイオリン弦セット。
18世紀の音楽美学を現代に甦らせる、本格オーセンティック・ガット弦として、古楽奏者から高い支持を集めています。
バイオリン弦 コルダ セット内容
標準ゲージ:E・A・D・G線 各1本(バロック・ヴァイオリン向けガット弦セット)
E線・A線・D線はいずれも高品質プレーンガット、G線はガット芯に銀メッキ銅線を巻いた構造で、
18世紀当時の素材感と構造を再現したバロック専用設計となっています。
バロック仕様の楽器・ピリオド楽器はもちろん、ガット特有のしなやかさと柔らかいレスポンスを求めるモダン楽器にも使用可能です。
歴史的奏法や古楽レパートリーの響きを追求したい奏者に最適な、コルダ定番フルセットです。
コルダ バイオリン弦 特徴 ― バロック楽器のためのオーセンティック・ガット弦
Pirastro(ピラストロ)の Chorda(コルダ)シリーズは、18世紀の音楽美学・素材・構造を現代に甦らせることをコンセプトに開発された、バロックヴァイオリン専用ガット弦です。
当時と同様にプレーンガットを用い、余計なコーティングを施さないナチュラルな仕上げによって、
ガット本来の柔らかさと豊かな倍音、自然な減衰感を獲得。現代的なスチール弦や合成芯弦とは異なる、
「自然な呼吸感」と「温もりのあるサウンド」が大きな魅力です。
特に G線には銀メッキ銅線をガット芯に巻いたワウンド構造を採用し、低音域に十分な奥行きと厚みを確保。
古典弓による繊細なアタックやニュアンスの変化をしっかりと受け止め、歴史的奏法を生かした音作りをサポートします。
Tone:明るさと柔らかさのバランスに優れたガットサウンド
コルダ バイオリン弦の響きは、明るさと柔らかさの絶妙なバランスにあります。
プレーンガットならではのふくよかな倍音構成により、音の立ち上がりは滑らかでありながら芯があり、
室内楽・ソロいずれの場面でも楽器が自然に歌うような、柔らかくあたたかい音色を生み出します。
モダン弦と比べるとやや落ち着いた音量感ながら、音程感が明瞭で、古楽作品のポリフォニーや細かなフレーズも、
クリアかつ立体的に表現することができます。
Playability:低テンションで自然なタッチ&疲れにくい演奏感
コルダは比較的低いテンションに設計されたガット弦で、左手・右手ともに自然なタッチを得られるのが特長です。
ガット弦特有の「しなやかな抵抗感」は、左手の押さえ込みに心地よく反応し、ヴィブラートもかかりやすい感触。
弓を置いた瞬間から楽器が共鳴し始めるような、プレイヤーと楽器が一体化する感覚をもたらします。
長時間の演奏でも疲れにくく、古楽オーケストラや通奏低音、室内楽など、バロック作品を中心に弾く奏者に適した
本格派バロック用ガット弦セットです。
こんなバイオリニストにおすすめ
・バロック・古楽を専門または本格的に学びたい、ピリオド奏者・学生の方
・歴史的奏法や18世紀当時の音色にこだわり、オーセンティックなガット弦を求める方
・モダン楽器でも、ガット弦ならではの自然な倍音と柔らかい響きを取り入れたい方
・古典弓/バロックボウを使った表現力豊かなフレージングに挑戦したい方
・モダン弦からガット弦へ乗り換えを検討している、古楽志向のバイオリニスト
<取り扱い注意事項>
・ガット弦は湿度・温度の影響を強く受けるため、張り替え直後は音程が安定するまで時間がかかる場合があります。
・弦の交換や楽器の調整は、バロック仕様に詳しい専門家または適切な知識と技術を持つ方に依頼してください。
・直射日光や高温多湿の環境、急激な温度変化を避けて保管し、ケース内の湿度管理にも十分ご注意ください。
・ガット弦はデリケートな素材のため、チューニングの際は急激な巻き上げを避け、ゆっくりと音程を合わせてください。
コルダ バイオリン弦 ラインナップ一覧
| 型番 | 線種 | 材質 |
| 1121 |
E線_11 1/2 |
プレーンガット |
| 1122 |
A線_14 1/2 |
プレーンガット |
| 1123 |
D線_19 1/2 |
プレーンガット |
| 2124 |
G線_16 |
ガット/シルバーメッキ巻 |
| 2129 |
G線 |
ガット/コパー巻 |