Violin Strings

Rondo(ロンド)バイオリン弦特集

力強さと繊細さを兼ね備えた、現代プロフェッショナルのためのハイエンド弦。

Rondo(ロンド) は、オーストリア・ウィーンの老舗弦メーカー Thomastik-Infeld(トマスティック・インフェルド)が手がける、 「Peter Infeld」に次ぐ上級ラインのバイオリン弦シリーズです。

深みのある中低音域と、華やかで抜けの良い高音域を絶妙にブレンドしたサウンドは、 「力強くも温かく、濃密で表情豊か」。ホール全体に響き渡る豊かなプロジェクションとともに、 ソロ・室内楽・オーケストラのあらゆるシーンに自然に馴染む万能型ストリングとして高く評価されています。

※在庫状況・価格は各商品ページにてご確認ください。

Overview

力強さ・温かさ・安定性を高次元で融合した、バランス型ハイエンド弦。

ドミナント以上、ピーター・インフェルド未満――プロフェッショナルが求める“ちょうど良い”位置づけ。

メーカー
Thomastik-Infeld(トマスティック・インフェルド)/Austria
モデル名
Rondo(ロンド)
構造
E線:カーボンスチール(プレーン/ゴールドめっき)
A・D・G線:高弾性シンセティックコア+メタル巻線
音色傾向
力強く濃密で温かい中低音/華やかで抜けの良い高音/豊かなプロジェクション
主な特長
高弾性シンセティックコア/中程度の張力/優れたレスポンスとチューニング安定性/多用途に対応
対象奏者
ソロ・室内楽・オーケストラを横断して使える、プロクラスのメインセットを求める中・上級奏者
Rondo は、しばしば 「ドミナント以上、ピーター・インフェルド未満」 と評されるように、 温かさ・音の厚み・反応性・安定性を高次元でバランスさせた上級モデルです。 モダンからアンティークまで、幅広いヴァイオリンのポテンシャルを自然に引き出してくれる、 “現代的スタンダード候補”と言える存在です。
Tone & Response

濃密で表情豊かなトーンと、高いレスポンス性能。

深みのある中低音と華やかな高音が、ホール全体を満たすサウンドへ。

Power & Warmth

力強くも温かく、厚みのあるサウンド

Rondo 弦は、深みのある中低音域と、華やかで抜けの良い高音域を絶妙にブレンド。 音色は「力強くも温かく、濃密で表情豊か」で、太く安定した芯を保ちながら、 楽曲のフレーズに豊かな陰影を与えてくれます。

ソロやコンチェルトでは前に出る存在感を、室内楽やオーケストラでは周囲と馴染みながらも しっかりとした輪郭をキープする、バランスの良いトーン設計です。

Projection & Detail

豊かなプロジェクションと細やかなニュアンス

ホール全体に響き渡る豊かなプロジェクションとともに、 弓圧やスピードの変化によるニュアンスも繊細に描き分けることができます。

pp ではしっとりと、ff では厚みのあるフォルテを無理なく支え、 レガートからスピッカート、スタッカートまで幅広い奏法に安定して対応します。

Playability & Stability

なめらかな演奏フィールと、信頼できる安定性。

中程度の張力で、弾きやすさとコントロール性を両立。

A・D・G線には高弾性シンセティックコアを採用し、独自の巻線技術によって チューニングの安定性滑らかな弾き心地を両立。 中程度に設定された張力は、楽器に過剰な負担をかけず、自然な鳴りを引き出します。

弦交換直後から音が馴染みやすく、レスポンスもスムーズ。 左手のポジション移動やヴィブラート、右手のスピッカートやスタッカートにも的確に追従し、 日々の練習から本番ステージまで、安心して使用できる安定感を備えています。

For Players

こんな奏者・シーンに Rondo を。

  • ドミナントからのステップアップを考えている中級〜上級奏者
  • ピーター・インフェルドほどハイテンションではない、バランス型の上級弦を求める方
  • ソロ・室内楽・オーケストラを一つのセットでカバーしたい方
  • 力強さと温かさ、反応性と安定性を同時に重視したいプロフェッショナル
Construction

構造・素材と、TI ラインナップでのポジション。

高弾性シンセティックコアと精密な巻線設計が生み出す、ハイバランスな響き。

Core & Winding

高弾性シンセティックコア+精密巻線

E弦には、輝きと輪郭のある高音域を生み出すカーボンスチールを採用 (プレーン/ゴールドめっき仕様がラインナップ)。 A・D・G弦には高弾性シンセティックコアを用い、Thomastik-Infeld 独自の巻線技術で、 音程の安定性と滑らかな演奏フィールを実現しています。

コアと巻線の組み合わせにより、深みのあるトーンと素早いレスポンス、 そして長期にわたる安定した音質をバランス良く備えた設計になっています。

Positioning

ドミナントとピーター・インフェルドの“橋渡し”的モデル

Rondo は、クラシックなスタンダードである Dominant と、 ハイエンド・フラッグシップの Peter Infeld のあいだを埋める上級バランスモデルとして位置づけられています。

ドミナントよりも厚みとパワーを求めつつ、ピーター・インフェルドほどハイテンションにはしたくない―― そんなニーズに応える“ちょうど良い”選択肢として、多くのプロ・セミプロ奏者に愛用されています。

Data

Rondo バイオリン弦 張力データ(Medium)

各弦ごとの張力(Medium/メーカー公表値)です。セット選びや他弦との比較の目安としてご覧ください。

各弦の張力(Medium)
kg lbs
E 8.2 18.08
A 5.7 12.50
D 4.8 10.52
G 4.8 10.47

※単位:kg / lbs(メーカー公表値に基づく目安) 使用する楽器やセッティングにより、体感される張力は異なる場合があります。

温かく濃密に、しかしクリアに。Rondo で“ちょうど良い”ハイエンドを。

Rondo(ロンド)は、温かさ・音の厚み・反応性・安定性を高次元で融合した、Thomastik-Infeld の上級バランスモデル。
ドミナントから一歩踏み出したい方や、ピーター・インフェルドほどシビアではないメインセットを求める方にとって、 “日常と本番”の両方を支える頼れるパートナーとなるはずです。

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