Pro-Arte は、「温かくメロウ」かつ「ややダーク寄り」のトーンが最大の特徴。
明るさや抜けが強すぎる楽器に張ると、耳あたりを柔らかく整え、深みのある落ち着いたサウンドへと変化させてくれます。

学生用〜中級クラスの楽器にありがちな「きつさ」「硬さ」を和らげたいときにも有効で、
旋律をじっくり歌わせたいプレーヤーに向いた音色設計です。

弦全体のテンションを少し低めに設計することで、弓に対する反応性（ボウレスポンス）、
音色のブレンド、フィンガリングのしやすさを高めています。

強い力をかけなくてもよく鳴ってくれるため、長時間の練習やレッスンでも疲れにくく、
初〜中級者のステップアップ用としても、サブセットとしても扱いやすい弦です。