Charles Nicolas Bazin Violin Bow
1880年頃製作、真正鑑定書付属。19世紀ミルクール弓らしい端正な造形と、資料面の安心感をあわせ持つフレンチボウです。
シャルル・ニコラ・バザン Violin Bow について
Charles Nicolas Bazin による、1880年頃製作のバイオリン弓です。赤褐色のペルナンブコによる丸棒スティック、黒檀フロッグ、パールアイ、スクエアヒールなど、19世紀フランス・ミルクールの弓に見られる要素を備え、古いフレンチボウらしい落ち着いた佇まいが感じられます。
刻印はない個体ですが、Raffin、Le Canu、Bigot による真正鑑定書が付属しており、作者、時代、作風をきちんと見ながらご検討いただける点も大きな魅力です。見た目の美しさだけでなく、資料面の安心感も大切にしながら選びたい方にふさわしい弓です。
仕様表
| 作者 | Charles Nicolas Bazin |
| 生産国 | Mirecourt France |
| 製作年 | 1880年頃 |
| 刻印 | Non signe(刻印なし) |
| スティック | Round / Red-Brown Pernambuco |
| フロッグ | Nickel / Ebony / Pearl Eye |
| ヒール | Square Heel |
| ボタン | Replacement Button |
| 鑑定書 | Raffin / Le Canu / Bigot |
特徴
19世紀ミルクール弓らしい端正な造形
この弓の魅力は、全体の姿にあります。赤褐色のペルナンブコによる丸棒スティックには、古いフレンチボウらしい落ち着いた表情があり、過度に飾り立てない中にも時代の空気がしっかりと感じられます。黒檀フロッグ、パールアイ、ニッケルマウント、スクエアヒールも無理なくまとまり、全体として端正な印象に仕上がっています。華やかさを前に出すというより、見れば見るほど良さが伝わるタイプの弓です。
作風と資料がきれいにつながる個体
高級弓では、見た目や仕様だけでなく、背景がどこまではっきりしているかも大切です。この個体は、ヘッド形状、材の質感、フロッグ仕様といった見た目の特徴が、Bazin 系の作風と自然に結びついています。さらに、Raffin、Le Canu、Bigot の真正鑑定書が付属することで、造形面だけでなく資料面からも納得しやすい弓になっています。音だけではなく、背景まで含めてきちんと見て選びたい方に向く作品です。
状態が明確で安心して見ていける弓
このバイオリン弓は、刻印がないこと、ボタンが後補であることが、あらかじめきちんと明示されています。高額な古弓では、こうした情報が整理された状態で案内できることも大切です。良い点だけを並べるのではなく、個体情報が明確に見えていることで、かえって安心して向き合いやすくなります。古い弓ならではの雰囲気を楽しみながら、資料面の確かさも大切にしたい方にふさわしい個体です。
Charles Nicolas Bazinについて
19世紀フランス・ミルクールを代表する弓製作家のひとりです。Bazin 家は、ミルクール弓製作の中でもよく知られた系譜であり、現在でもフレンチボウの重要な流れとして高く評価されています。
その作には、やや幅のあるヘッド、丸みを帯びたフロントライン、やわらかなエッジなど、Bazin 家らしい特徴が見られます。華やかさを強く打ち出すというより、古いフランス弓らしい端正さと実直な美しさを備えている点が、この系統の魅力です。
商品説明
この弓は、1880年頃に製作された Charles Nicolas Bazin のバイオリン弓です。赤褐色のペルナンブコによる丸棒スティックには、古い材ならではの落ち着きと深みがあり、手元で見たときにも味わいのある表情が感じられます。フロッグは Nickel / Ebony / Pearl Eye、ヒールは Square Heel で、全体として19世紀ミルクール弓らしい自然なまとまりを見せています。
また、鑑定書では Non signe、つまり刻印なしの個体として整理されており、ボタンが後補である点も明記されています。こうした情報がきちんと開示されていることで、造形、材、時代性を落ち着いて見ていきやすい弓になっています。
鑑定書説明
付属する真正鑑定書は、2023年8月31日にパリで作成されたもので、Yannick Le Canu、Sylvain Bigot、Jean-Francois Raffin(協力)による連名鑑定です。
高級フレンチボウでは、作者名だけでなく、どの鑑定家が見ているかも大切な要素になります。この弓は、見た目の特徴と鑑定書の内容が無理なく結びついているため、資料面でも安心してご検討いただきやすい作品です。
フレンチボウの系譜と資料性を大切にしながら選びたい方へ
19世紀ミルクール弓らしい端正な造形と、真正鑑定書による資料面の安心感をあわせ持つ弓です。古いフレンチボウの雰囲気に惹かれ、背景まで含めて納得しながら選びたい方は、ぜひご検討ください。