ワンナ・ザンベリ / Wanna Zambelli

彼女はマエストロGaetano Sgarabotto(1878-1960)のもとで学び、1972年にイタリア女性として初めてクレモナ国際バイオリン製作学校を卒業しました。
卒業後はフランチェスコ・ビソロッティ氏の工房で長きに渡り修行に励み、当時クレモナにある彼の工房をたびたび訪れていた、ビソロッティの親友であり師でもあるS.F.サッコーニ氏(1895-1973)からも数多くの貴重な指導を受ける機会を得ています。

そして5回目を数えるクレモナビエンナーレ開催年となった1973年、ワンナは30歳以下の若手バイオリン製作家部門で金メダルを獲得し、「S. F. Sacconi」冠入りのトロフィーを授与されています。

内枠方式を採用しパフリングも箱閉じ後に行なうなど、伝統的クレモナスタイルで製作する彼女は、ビソロッティやA.C.L.A.P (the Cremonese Association of Professional Artisan Violin-Makers)出身の製作家と共同研究を行ない、 1980年に"Classical violin making - the method(古典的バイオリン製作-体系-)"と銘打つ移動型講演会(エキシビジョン)を開催します。 これはクレモナを生きた巨匠達から学び、現代バイオリン製作に応用し活かしていく意味で非常に重要なものとなりました。

彼女の楽器は世界中の、とりわけイギリスやアメリカのオーケストラで高く賞賛され、演奏家のみならず数多くの聴衆も魅了しています。1974年からクレモナ国際バイオリン製作学校で講師として実践的な指導を続けており、彼女の名前はLuigi AquilinoやSandro Asinari他、数え切れないほど多くの弦楽器製作家プロフィールに登場するほどです。

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